堤栄三大分県議会議員
堤 栄三

えんど久子大分県議会議員
猿渡 久子

赤嶺政賢衆議院議員
赤嶺政賢

田村貴昭衆議院議員
田村貴昭

真島省三前衆議院議員
真島省三

仁比そうへい参議院議員
仁比そうへい

日本共産党大分県委員会

〒870-0939
大分市中津留1-2-8

TEL 097-558-0652
FAX 097-552-3251

参院選挙の結果について

 

(1)7月10日投票の参議院選挙で、日本共産党は、東京選挙区で、山添拓候補が2期目の当選を勝ち取りましたが、比例代表選挙では、大分県も担当した「にひそうへい」候補が当選したものの、全国で361万8千342票(得票率6・82%)の獲得にとどまり、比例改選5議席から2議席後退して3議席となり、全体で4議席の残念な結果となりました。

大分県党は、大分選挙区で山下かい候補を擁立するとともに、4万5千の比例得票目標をかかげ闘いました。山下かい候補は、3万5千705票(得票率7・28%)を獲得しましたが、比例得票は、2万2千904票(得票率4・7%)と、前回選挙から6千918票後退する結果となりました。

県党の力不足から、比例得票目標を達成できず、全国的にも後退したことについて、日本共産党に期待を寄せ、ご支援いただいた党支持者のみなさんに心からお詫びいたします。

また昼夜を問わず、日本共産党の勝利と躍進のために奮闘していただいた党後援会や「しんぶん赤旗」読者のみなさん、党員のみなさんに厚く感謝申し上げます。

(2)日本共産党は、今回の選挙が、平和と暮らしがかかった、これまでのどの選挙にもない切実で緊急な意義をもつ選挙として、2つの積極的な提案を掲げ闘いました。

ひとつは、憲法9条を生かした平和への提案です。自民党、公明党、維新の会、国民民主党までが、ロシアのウクライナ侵略を契機に「9条で日本が守れるか、憲法変えろ」「軍事費を2倍にして敵基地攻撃能力をもて」「核兵器の共有も」など戦争できる国づくりの大合唱というべき事態をつくってきました。日本共産党は、「軍事には軍事」「核には核」という道ほど危険で、戦争と破滅の道になると警告し、今こそ、憲法9条を生かした平和外交で東南アジア、アセアンの国々で取り組まれている「紛争があっても絶対に戦争にしない」という平和共同体づくりの努力を東アジア全体に広げていく「外交ビジョン」を提案して闘いました。

もうひとつは、円安による異常な物価高から暮らしを守る提案です。アベノミクスの「異次元の金融緩和」による円安政策が、今日の物価高騰を招いています。暮らしを守るためには、@ただちに消費税の5%への減税、インボイス制度の中止、A年金削減政策と高齢者医療費の倍加の中止や社会保障の充実、B法人税など大企業への特権的な減税政策によって大企業が溜め込んだ466兆円もの内部留保の2%に課税してできる10兆円もの財源で、中小企業を支援し最低賃金を1500円に引き上げる、C生涯1億円にもなる男女の賃金格差を是正しジェンダー平等社会の土台をつくる。D原発ゼロ、国産の再生エネルギーの大普及をすすめ、気候危機打開と雇用の拡大をはかるなど「やさしく強い経済」にしていく5つの提案をして闘いました。

これらの提案と論戦は、間違いなく共感を広げていったと実感しています。今後の闘いにおいて、市民と野党の共闘を基本戦略にして闘っていくうえでも共同の提案となるように、努力していきたいと考えています。

(3)次の闘いは、来年2023年春の統一地方選挙です。

参院選挙で掲げた平和と暮らしを守る公約実現とともに、自民、公明、維新の会、国民民主党など改憲勢力による9条破壊や国民の権利を無条件に制約する「緊急事態条項」導入など「戦争できる国づくり」を許さない闘いを発展させていきます。

今年は、創立以来あらゆる弾圧に抗して、自由を求め、反戦平和を貫いてきた日本共産党創立100周年の記念の年でもあり、この年にふさわしく選挙に勝てる強く大きな自力ある党をつくる取り組みを強めていきます。

今後とも、ご支援ご協力をお願いし、参院選挙の結果についてのご報告とします。