堤栄三大分県議会議員
堤 栄三

えんど久子大分県議会議員
猿渡 久子

赤嶺政賢衆議院議員
赤嶺政賢

田村貴昭衆議院議員
田村貴昭

仁比そうへい参議院議員
仁比そうへい

日本共産党大分県委員会

〒870-0939
大分市中津留1-2-8

TEL 097-558-0652
FAX 097-552-3251

統一地方選挙の結果について

 

(1)統一地方選挙は4月9日投票の前半戦と4月23日投票の後半戦で闘われました。 日本共産党は、前半戦の大分市区は堤栄三候補、別府市区で猿渡久子候補を擁立して闘い勝利し、現有2議席を確保・維持しました。また後半戦では、6市議選に10名の候補を擁立するとともに定数1の大分市議補選を闘いました。別府市で美馬恭子候補、中津市で荒木ひろ子、川内八千代、三上英範の3候補、日田市で大谷敏彰、日隈知重両候補、宇佐市で今石靖代、赤野道和の両候補、杵築市の加来喬候補、津久見市の知念豊秀候補、そして大分市議補選に岩崎貴博候補を擁立しました。大分市議補選では岩崎候補が得票率30.9%と大健闘したものの及びませんでした。しかし定例選挙では杵築市の加来候補が無投票当選したことをはじめ、立候補した10名全員が当選しました。別府市は現有2議席から1名の立候補にとどまったため前回比では1議席減となりました。また、同時に闘われた県知事選挙では、無所属の安達澄候補を自主支援するとともに、参院補選では立憲民主党公認の吉田忠智候補を支持し闘い、善戦しましたが及びませんでした。これらの選挙戦で、日本共産党の勝利と躍進のために、昼夜を問わずご支援、ご奮闘いただいた党支持者のみなさんをはじめ、後援会員、サポーター、「しんぶん赤旗」読者のみなさん、党員のみなさんに心から感謝申し上げます。

(2)今回の選挙戦は、岸田自公政権が進める大軍拡・大増税路線に厳しい審判を下すとともに異常な物価高騰のもと、深刻な県民生活の危機から命と暮らしを守る政治への転換をはかる選挙として闘いました。

選挙直前に浮上してきた、大分市の敷戸弾薬庫に敵基地攻撃用のミサイル保管施設を建設する問題は、「目の前に大軍拡がやってきた」「ミサイルを枕に寝ろというのか」と敷戸団地をはじめ周辺地域で大きな反響が広がり、核攻撃にも耐えうる自衛隊施設の地下シェルター化には自衛隊施設がある別府市などでも「住んでいる住民はどうなるのか」など不安の声が広がりました。

他党が一切、この問題に触れない中、日本共産党は、「ミサイル保管は中止せよ」と真正面から告発するとともに「戦争準備ではなく平和の準備を」「憲法生かした平和外交で戦争のないアジアと世界を」の訴えには共感が広がりました。同時に、県議選でも市議選でも、アンケートなどで寄せられたくらしを守る切実な声に応え、「学校給食費ゼロ」「高校までの医療費ゼロ」「子どもの国保均等割りゼロ」の「子育て支援の3つのゼロ」をかかげるとともに、高齢者の方々にも「国保・介護の負担軽減」「高齢者の補聴器購入に補助を」などの政策提案は、全県各地で、子育て中の若い有権者みなさんをはじめ広く県民のみなさんの期待と共感を広げました。今後、選挙で掲げたこれらの公約実現へ、県民のみなさんとも力を合わせ奮闘していきます。

(3)今回の選挙は、全国的に展開された反共キャンペーンとともに、党組織の後退と活力の低下のなか、厳しい闘いが余儀なくされました。このような中、勝利をかちとれたことは、選挙の「担い手」となって奮闘していただいた多くの方々のご支援のたまものですが、今後、どのような情勢の下でも選挙に勝てる自力ある党をつくることなくして、平和と暮らしの願いに応える闘いを発展させることはできません。また、自公政権を退陣に追い込んでいくためにも、しっかりした野党共闘をつくることが重要ですが、そのためにも力ある党の建設は急務です。

日本共産党は、来年1月の第29回党大会へ向け、党員も「しんぶん赤旗」読者も前党大会時比130%増の党をつくる目標を定めています。年内に解散・総選挙があるとも言われており、党の建設は、喫緊の課題です。強く大きな党づくりへ奮闘する決意です。

これまで同様、日本共産党へのご支持、ご支援を心からお願いし、統一地方選挙の結果報告といたします。